こんにちは髭13です。
書籍、『お金-ウラの裏の世界』よりお金にまつわる色々な社会のウラの裏の話を紹介してきいます。その職業に就いている人々には常識である事でも、知っていないと”そうなのか”と言う事だらけ。 どんな裏のウラなのか見てみましょう。今回は、知られざる「お金の実態」とは？「公共料金・税金」のウラ。生活に関するウラです。
目次
水道料金のウラ 住んでいる地域で、なぜ9倍の違いが！
日本はせまいといいながら、引っ越してみると、習慣から、食べ物、物価、言葉まで、地域によってけっこう違いがあります。
その一つ、水道料金をみてみる。
現在、最高額クラスの宮城県松山町と、最低クラスの山梨県河口湖水道企業団では、20リッポメートル当たりで、約9倍もの開きがある。山梨から宮城県松山町へ引っ越しした人は、水も飲めなくなるくらいに驚いてしまう。
そもそも、水道事業は独立採算制で、運営されている。地方公共団体が、直接事業を行なう場合と、民間の場合があるが、それぞれの事業体が、収支状況に応じて、独自に料金の設定をしているんですね。
その為、地域ごとの”水事情”によって、水道料金には大きな差が生まれてしまうんです。
例えば、水の豊富な山梨県富士吉田市と、渇水に悩まされている長崎市では、20リッポメートル当たりの料金で、およそ700円と400円という大きな差があります。
その理由は、富士吉田市は、富士山のふもとにある為、豊富な地下水に恵まれているからだ。水もとてもきれいなので、浄水設備にもコストが、かからない。だから安い値段で水を供給することが出来るんです。
一方、長崎市は、まず周辺に水量の豊かな川がない。水源は、ほぼダムに依存しているため、その建設費、管理・維持費に多額の費用がかかる。また、地形が複雑なので、大型ダムがつくれないため、11の小ダム、9箇所の浄水場が必要になっている。さらに、標高な高い地域へ水が送れるよに、配水タンクも100箇所以上も設置されている。
このような理由から、コストがかかり水道料金が高くなっているんです。
一度、自分の住む地域の水道料金と、近隣地域の料金を比較してみて下さい。意外な事実がわかるかもしれない。
電気料金のウラ 一ヶ月で、差がでる不思議。1500円近くも？！
水道料金ほどではありませんが、電気料金も住んでいる場合によってもずいぶん違う。平均的か家庭で、1番高い北海道と、もっとも安い北陸地方では、一ヶ月に1500円近くもの差が生じる。これってけっこうな差ですね。
各家庭に送られる電気は、地域ごとに東京電力、関西電力、北陸電力といった電力会社が、”販売”しています。
全国の10ある電力会社は、それぞれの地域で、電気の供給に必要な発電所や変電所、電柱などの設備、そのほかのコストと収入を一致させるよう計算して、電気料金を決めている。
これを「総括原価主義」といいます。
当然コストのかかる地域は、電気料金が、そのぶん高くなります。
例えば北海道のように広大なエリアをカバーする為には、長い送電線が必要で、そのぶん電気料金に影響してきます。
反対に、降雪量の多い北陸地方は、水力が利用でき、これも賛否ありますが、原発もあるので、安価な料金設定になっています。
かといって東京の住人は、北陸電力と契約を結ぶことが出来ない。でんきの安定供給を確保するために法律で禁止されていました。
2016年4月。法律改正により全面自由化されました。さまざまな業種の企業が、電力の販売に参入しています。たくさんの選べる会社、いろんなプラン、サービスがあり、頭を悩まします。どこがお得で安いのか勉強して、賢くなって行きましょう！
長者番付のウラ 「密告」を誘い出すのが税務署の本当の狙いだった？！
3月はとても忙しい。みなさんは、確定申告はいかれますか？2月に入ると、そわそわしてきて確定申告の準備をしないといけないと思いながら後回しに。
夏休みの宿題を最後の3日間で終わらす感じでおりゃーと仕上げる。毎回なんで早く準備しなかったんだと、変われない自分に腹が立ちます。
それはさておき、3月15日で締め切られた確定申告。税務署は、毎年5月に国税庁は長者番付を発表してきた。前年度の納税額が、1000万円を超える高額納税者について、氏名、住所、納税額を公表していた。
新聞、テレビで、一般の長者番付に加え、芸能人、スポーツ選手といった各分野での番付でこの人はこのくらい稼いでいると盛り上がった。
国税庁は紺はウワサ話を楽しんでもらうために番付を発表していたわけではなかったのです。
本当の狙いとは、長者番付は、「密告」を誘い出すことが目的だったのです。
「各税務署の密告担当」は大忙しとなり、「あの人の所得はあんなもんじゃない」とか「あの人の名前がない」とか、番付発表後に密告の情報がたくさんよせられていた。その多くは根拠がなかったり、単なるうわさだったりする。
しかしながら、高額納税者公示制度は2006年で廃止となっている、情報提供者＝密告に対し報償金が支払われていたこともあった。廃止の理由は、納税額多い＝お金持ちと思われ親族が窃盗、誘拐に巻き込まれる。その名簿に住所、氏名が掲載されていて、簡単に入手できる。その名簿に載ったひとの自宅に窃盗が入った報告もある。さらに公示逃れするために所得を少なく申請し、あとで修正申告をするほど、名簿に載りたくない人も出たためだ。
脱税摘発のきっかけは、密告情報であることが多い。長者番付のウラには国税庁が仕掛けた罠が潜んでいたという話だ。
免許更新のウラ 1回の更新で、これだけ損をしているぞ！！
3年に1度やってくる免許更新。（5年の優良ドライバーさんもいますが）警察署や運転免許センターに出かけていき、手続きをし、目の検査、写真撮影、さらに講習を受ける。昔よりは簡略化されたとはいえ、土日は混んでいるから平日に休んで新しい免許をもらいに行く。最初の手続きで時間を食ってしまい、スムーズに次に進めないと、待ち時間の追加追加で、半日どころかほぼ一日つぶれてしまう。「めんどくさ」と思うドライバーさんは多いと思います。
この免許の書き換え制度が、毎年、1兆円の損を生んでいると主張している研究者もいるようです。
試算によると免許所有者4万人が、1回の更新で3時間かかると仮定し、それが3年に一回だから、年間で4万時間がつぶれていることになる。
サラリーマンの年間労働時間は、ざっと2千時間なので、この時間のロスは、2万人分の労働時間に相当する。
2万人の会社、もう企業ですね、1兆円は売り上げているでしょうから、会社の売り上げに換算すると、免許の更新は、毎年1兆円を捨てている計算になるようだ。
もともとこの免許更新の制度は、PCのない時代につくられた物で、当時大阪で取り消しを食らったドライバーが、東京で取得するような不正を防止するためにつくられたもので、今はPCにインプットされていて、全国のどこの警察でも、照会が可能になっている。
実際、フランスでは、一度免許を取れば一生、書き換えの必要はない。合理的な考えをする国だけにそんな無駄を排除しているのだ。
更新の制度を廃止すれば、それを悪用する人も出てくるだろう。一兆円の無駄にする事、悪用する者が出てくる事、どちらもだめだが。。。いろいろと意見が飛び交いそうですね。
更新なかったら写真そのままがいやだなー。
まとめ
生活の中でのウラの話いかがでしょうか？
この書籍も古い内容ではあったりしますが、電気、水道、税金、免許、深く掘っていくといろんな話が出てきます。いろいろなことを掘り下げていろんな知識を仕入れていきましょう。まだまだあります裏のウラ、また次回お楽しみに。
