こんにちは髭13です。
書籍、『お金-ウラの裏の世界』よりお金にまつわる色々な社会のウラの裏の話を紹介してきいます。その職業に就いている人々には常識である事でも、知っていないと”そうなのか”と言う事だらけ。 どんな裏のウラなのか見てみましょう。今回は、商売の裏技・隠し技 損して得する仕掛け。
目次
アウトレットのウラ 「在庫処分品」だけでは儲けはでない?原価のナゾ。
zozoの前澤さんのTwitterでの、「今お店で約1万円くらいで売られている洋服の原価がだいたい2000~3000円くらいだということを、皆さんはご存知ですか? 知っていたOR知らなかった」という投稿。
”ANS 知ってました!!!!”
これについては、知らない人は多いと思います。僕はアパレル業界で仕事をしていたので、原価はそのくらいだと。ユニクロやZARAは約40%くらいだったりハイブランドのヴィトンは約35%、エルメスは約34%の原価率みたいです。
だからセールで安く売っても赤字にならないように作っているんですね。それでも売れなかった在庫商品が向かう先、アウトレットではどうなのでしょうか?
アウトレットとはもともとは、「出口」という意味で、メーカーや小売店が在庫処分のために格安で売り出すことを意味するのは、それが在庫品の出口となるためだそう。
アウトレットの商品は、「難あり」のB級と思っている人もいますが、B級というより過剰在庫品。売れ残りであってモノ自体は問題ない。在庫を一掃するため、また代理店や問屋が介在していない分安い値段がつけられるのです。
最近では、ブランドがアウトレットモールに出店して、過剰在庫ももちろんの事さらには、アウトレット店専用の商品を生産しているところもある。店はしっかりと儲けているので、消費者が、安いのかどうなのか商品を見るめを鍛えないといけないですね。
ペットショップのウラ 血統書付きペットの値段の”内訳”は?
レアな商品やヴィンテージ、マニアとなれば欲しいモノを手に入れるためには金に糸目をつけないもの。
ペットの世界も同様に、チャンピオン犬クラスのイヌや、アシュラという種のネコに1000万以上という値が付くことがあります。
これほど高価なイヌ、ネコは例外的な存在たけれども、普通にペットショップで売られているものでも、10~20万はするでしょう。血統書付きのペットはやはり値段が高い。
そのような取引用のイヌ、ネコはブリーダーと呼ばれる繁殖を専門にしたプロが”生産”しペットショップに卸しています。
そのブリーダーたちに結構な額が支払われているかというとそうでもなく彼らが手にする額は、売値の1/3くらいだそう。
繁殖させるまでの手間、エサ代、病気の治療代を考えると、決して大儲けできる仕事ではない。むしろ好きでなければできないでしょう。
一方、ペットショップでは、店内でペット同士で病気を移しあって、売る前に死んでしまうということもあるでしょう。生き物を扱っているだけにリスクが高いビジネスなのです。
清潔に管理するための維持費、ワクチン代などを価格に入れ、ロスを埋めるためにはそれなりの価格設定になっているのです。
最近、小鳥を買って感じたのですが、知識や、扱い方の説明も大事ですが、生き物を大事にする熱意のあるスタッフさんがいるショップで買いたいですね。
飲食店メニューのウラ 「松、竹、梅」竹を頼むと損をする?!
ウナギやてんぷらを出す店では、メニューに「松、竹、梅、」のランクがある。
このような店では、竹を注文するお客が多いでしょう。ほかの客がいる手前、下のランク梅を注文するのは気が引ける。しかし松を注文するにはぜいたくだと感じる。そこで真ん中の竹を注文してしまう。
しかし、これは店側の思惑どうりになってしまっているのだ。
客の心理を知る店側としては」、あらかじめ「竹」を注文することが多いと見越して仕入れをし、「竹」の利幅を一番大きくしている。「竹」の注文が多ければ多いほどもうかるシステムになっている。
一方「松」は手間もかかるし、原価に見合う値段をつけると高すぎて注文がなくなってしまうおそれがある。そこで値段を抑えると利幅が少なくなる。また「梅」はもともとサービス品であり利幅は少ない。
したがって、客にしてみると松竹梅のメニューがある店では、余裕があれば松、財布が寒いときは、見えをはらずに梅を注文するのが賢い注文のこつということになります。
また、飲食店のメニューには、200円、とか400円と言ったちょうど価格は少ない。これは、値上げしたときに目立つ為に300が320に値上げすると、あれ高くなったと感じるが、310が330になっても数字の錯覚で高いと感じにくい。
店にとって値上げによって客足が遠のけば、死活問題になってしまうからだ。
食べ放題のウラ どんな大食いでも簡単に元を取れないその仕組み ギャル曽根は除く。
「食べ放題の店」
しゃぶしゃぶ、ケーキバイキング、ビュッフェバイキングなどいろんな種類の食べ放題が人気だ。
最近の食べ放題のみせは、¥2980-など明朗会計で、心行くまで食べることができる。焼肉店ワンカルビなんて、「2時間のしあわせを」なんて最高じゃないか。
値段は、ふつうの外食よりやや高めに設定されているが、普段は何か一つの料理で我慢するところを、肉に、魚、野菜、フルーツ、さらにはお寿司にデザートまで楽しめてしまう。
たらふく食べて、「今日は元を取ったぞ!!」なんて、それは大間違い。
店としては、客足が伸びて大量仕入れが可能となれば仕入れ価格を抑えることができるんです。
さらに、食べ放題の場合、セルフサービスのところも多く、客の注文をいちいち聞く必要がない。(そうでない店もありますが、、)その分スタッフの数を減らすことができ、人件費が抑えることができる。さらに飲み物は別料金のところで利益を上げているのです。飲み放題もある店もありますが、飲んで食って元をとろうとすることは至難の業になるでしょう。
元は取れなくとも、食べ盛りの子どもたちの食べる姿は気持ちいい。ギャル曽根さんの食いっぷり、ほんと気持ちいい、ほんとに尊敬に値します。
まとめ
服、ペット、飲食、のウラ ウラの知識をもって買い物や食事に行くと違う角度から物事が見れると思います。うんちく魔になるのではなく、その知識で賢い消費者になれれ良いのではないでしょうか。まだまだあります裏のウラ次回をおたのしみに。