「ヒット エンド ラーン」と耳に残るネタを披露していた彼女。
皆さんどんな風に思いました?
エンタの神様などお笑い番組、バラエティー番組に出演し、近年では、舞台や映画、ドラマで女優しても活躍しており、現在放送中のドラマ「元町ロックンロールスウィンドル」では、なんと主演を務めている鳥居みゆきさん。
その余生とは!?35歳で死ぬと思って生きてきたその頭の中は?その突き抜けた感性を見てみましょう。
目次
鳥居みゆき の余生とは!?35歳でしぬ!?
鳥居みゆきの余生とは?35歳で死ぬと思ってきたという。それはどうゆうことなんでしょうか? 鳥居みゆき インタビュー全文 見てみましょう。
「やりたくないお笑いの詰め合わせ」でブレイク。鳥居みゆきが見据える“余生のキャリア”
『エンタの神様』などのお笑い番組で、「ヒットエンド、ラ~ン」と耳に残るネタを披露していた鳥居みゆきさん。
近年、舞台や映画、ドラマで女優しても活躍しており、現在放送中のドラマ「元町ロックンロールスウィンドル」では、なんと主演を務めています!
ただ、白のパジャマ姿で叫んでいるイメージがあまりにも強烈すぎて…なぜ彼女が女優になったのか、ちっとも想像がつかないんですよね。
今回はご本人に、芸人としてブレイクした当時のことから、女優業のことまで、キャリアについて「まじめに」語っていただきました! 知られざる“鳥居さんの頭の中”…必見です!
〈聞き手:ライター・森伽織〉
新R25 より
友だちが欲しくて進んだお笑いの道
森:
早速ですが、鳥居さんはどうしてお笑い芸人になろうと思ったんですか?
鳥居さん:
友達が欲しかったんです。
私、なんでかわからないんですけど、近寄りがたい人って思われがちで、高校3年生まで友達が全然いなかったんですよ…
森:
(なんとなくわかる気もするけど…)どうして近寄りがたいと思われてしまってたんでしょう?
鳥居さん:
私、「納得しなきゃ前に進めない性格」なんです。先生によく怒られてて、同級生から変わった人認定されていたのかもしれません…
たとえば、1×0の答えが0なことはわかるんですけど、理解できないから答えたくないんですよね。
新R25 より
鳥居さん:
だって、目の前にあるお茶のペットボトル1本に0をかけても、そこにあるじゃないですか!!! ていうか、0をかけるってどういうことなの!?って…
森:
はあ…(たしかに近寄りがたいかもしれない…)
鳥居さん:
でも、まわりに思われているよりは、フランクな人間なんです。
それで「こんなにおもしろいこと考えているんだよ」ってことをわかってほしくて、自分の考えを表現できる場がほしいと、お笑いを始めました。
あのネタは「一番やりたくないことをやれ」と言われて生まれた
森:
新R25 より
あの、パジャマ姿で「ヒットエンド、ラ~ン」と叫ぶ独特のネタは、どうやって生まれたんですか…?
鳥居さん:
私はとにかく、自分の考えたものを表現する「単独ライブ」がやりたかったんです。
そう話していたら、髭男爵の男爵(山田ルイ53世)に「単独ライブをやりたいって思うなら、まずはとにかく売れることを目指せ」って言われて。単独ライブを開くためには、お金が必要。売れなきゃいけないぞと…
鳥居さん:
そして売れるためには、「お前が一番やりたくないことをやれ! テレビに出ろ!」と言われたんです。
まずは「自分のやりたいこと」を一回置いて、テレビで売れなきゃダメだと。
森:
なるほど…
そう言われて、素直に受け入れられるものですか?
鳥居さん:
いや、まったく。
自分がやりたくないことをして、世間にそういう人だと思われるのも嫌だし…
鳥居さん:
だから「できません!」って反発したんですけど、男爵(山田ルイ53世)も負けじと説教を続けてきたんですよ!
全然折れてくれないから、めんどくさくなっちゃって…
先輩って、とりあえず「わかりました!」って返事しとけば納得するでしょ? だから、その場しのぎで納得したフリをしたんです。もちろんネタは作らず。
森:
学生時代と変わらず、納得できないことはやらないスタンスを貫いたんですね…
鳥居さん:
でも、それからすぐに事務所ごとに開催されるお笑い番組のネタ見せオーディションがあったんです。そのオーディションの参加者一覧に髭男爵がいて! 「ヤバイ!ネタつくってないのばれる…」って、前日に超焦りました。
急いで「自分がやりたくないようなネタ」をつくらなきゃと思って…
鳥居さん:
それで、自分が当時やりたくなかった「目立つ格好」と「リズムネタ」を詰め込んでできたのが「ヒットエンドラン」のネタ。
今となっては、そんなことはなく愛すべきネタですけどね。
テディベアも、白いパジャマも家にあったやつ。ほんとに即席で作りました…
森:
「やりたくないこと」を結集したのがあのネタだったんですね!!
でも、どうして「目立つ格好」と「リズムネタ」が嫌だったんですか?
鳥居さん:
当時、「とりあえず目立つ衣装でリズムネタやっとけばウケるだろ」みたいにやっている芸人が多すぎて…
オリジナリティがないじゃないですか。
森:
なるほど…
もしかして白紙のフリップを使ったネタも、「フリップネタ」をやりたくなかったから…?
鳥居さん:
そうです。あれは「フリップネタはもう終わりだぞ」という私なりのメッセージでした。
フリップに文字を書いて、めくって…というだけでネタをつくった気になるのは怠慢だなって。
鳥居さん:
でも、プライドを捨ててやりたくないことに挑戦したのが、結果的にやりたいことへの近道になったから、ほんと男爵には感謝しています。
飲みの席だったから、本人はアドバイスしたことを覚えてないらしいんですけど(笑)。
35歳超えてからは「おまけの人生」。我を通すのはやめた
鳥居さん:
新R25 より
テレビに出たおかげで、単独ライブもできましたし、芸人以外でやってみたいと思っていた構成や企画、演出のお仕事もできるようになりました。
森:
そこにも興味があったんですね…!
それもやはり、鳥居さんなりの「おもしろい」を表現したかったから?
鳥居さん:
いや、「自分の考えた通りに人を動かせるから」です。
全部自分の思い通りになるなんて神様みたいですよね…「疑似神様」…
森:
そうなんですね…(そんな動機あるのか…)
鳥居さん:
でも、35歳になってからは「やりたいこと」以外にも挑戦しているんです。
森:
35歳のときになにかあったんですか?
鳥居さん:
私、子どものころからずっと「35歳で死ぬ」と思ってたんです。
35歳で死ぬつもりで活動してたんで、それ以降は私にとっては余生なんですよ。
森:
早くないですか!?
鳥居さん:
35歳までは「自分が自分が」って我を通して、全力でやりたいことをやってきた。
だから35歳になった時点で、自分の人生にはすでに満足していて…今はどうせおまけの人生だから、人のために生きよう、事務所に振られたこともやってみようって思うようになったんです。
森:
それで女優としてのお仕事も増えていると…
でも、これまでの自分を通す生き方から、人に求められたことに応える生き方に急にシフトするって、ストレスを感じることはないんですか?
鳥居さん:
それが、人のために何かをして褒められるって、意外と心地いいんですよ。
以前は「自分がオファーされたんだから、自分を出さなきゃ!」って思いながら演技していたんですけど、最近は演出家さんが表現したい作品を忠実に届けようって考えを改めました。
そしたら、「ありがとう」って言われるようになって…
森:
素敵…!
鳥居さん:
「意外と優しいんですね」って言われたり、舞台の共演者からLINEグループに入れてもらえるようになったりしたんです!
今まではそんなことなかったので、なんか新鮮で…求められるってうれしいものですね!
森:
芸人になるきっかけの「もっとフランクに話せるよ」というのが、伝わったのかもしれませんね!
鳥居さん:
まあ…でも、私そういうのダメなんですけどね…
森:
え?
鳥居さん:
いや、親しみを持ってくれるのはありがたいんですけど、なれ合いとかは苦手です。
「温泉に行きましょう」とか、言われるけど絶対無理! 無防備すぎる! 逃げられない!せめて足湯が限界です!
鳥居さん:
だから、舞台の千秋楽が終わったら速攻でグループ退会します。儚い夢ですよ。
森:
ブレないところはブレないんですね…(いい話だったのに…)
いい仕事には「自分のやりたいこと」と、「人に求められてやること」の比率が重要
森:
「人のために生きている」ということは、ご自身のやりたいことは、もうないんですか?
鳥居さん:
単独ライブはこれからも続けていきたいですね!
たぶん人の要求に応えられるのは、自分がやりたいことを発散する場があるおかげで、心に余裕があるからなので。
鳥居さん:
今までは自分のことばかりだったけど、これからは「自分のやりたいこと」と「人に求められてやること」の比率を調整して、バランスを保てたらいいかな。
森:
いい仕事のためには「やりたいこと」と「求められること」のバランスが大事なんですね。
鳥居さん:
そうですね。
あとはいろいろな方法で自分を表現していきたいですね。表舞台に立つことだけに限らず…
最近は、特殊メイクにもハマっていて、裏方として呼ばれることもあるんですよ。
森:
ええ! どこまで多才なんですか…
鳥居さん:
そういうとき「出演じゃないのにごめんね」って言われるんですけど、私はそうやってわかりやすく求められることがうれしくて!
「よ~し、人のために頑張るぞ!」って気合が入ります。※※※※ ※※※※ ※※※※ ※※※※ ※※※※ ※※※※ ※※※※
自分がやりたかったことは、もう充分やらせてもらったので、これからは「疑似神様」ならぬ、「疑似マザーテレサ」として生きていきたいですね!おもしろい話もまじめな話も、表情をコロコロと変え、感情たっぷりにお話ししてくださった鳥居さん。「人のために何かをして、褒められるのがうれしい!」と語るときの明るい表情が、とても新鮮でした。
新R25 より
個人の自由度が増し、「自分のやりたいことを通す」のが正しいような気もしてしまう昨今。
でも、チャンスをものにするには、鳥居さんのように「やりたくないこと」をしたり、「人に求められること」に全力で取り組むことも、時には必要なのかもしれません!
鳥居みゆき の余生とは!?ネットの反応とまとめ
エンタの神様に出ている芸人は
yahooコメント
人によっては芸名や芸風を変えさせられたり、
どちらかと言ったら、たとえ面白くても
本来やりたかった姿とは違うものにも見えた。
それだけにこうやって本人の意見を知るのは
とても参考になった。
ネタじゃない普通のトークを見ても、ぶっ飛んでいるようで実は頭の良さがうかがえる。勉強ができるという意味ではなく、返しに使う言葉選びとか、実は空気を読んでたり。
yahooコメント
この人、おかしいキャラを作っておいて、きちんと情報や事前学習してる量が凄いから面白さに加味されてますよね。
ヒット&ランのネタも、ヒット=打つ=鬱とラン=走=躁を意味していると教えられた時は、そこまで作られているなら、あの意味不明なリズム芸にも納得できたので凄いなと思ったことがあります。
yahooコメント
景気良くなって忙しくなったので暇つぶしの一発芸は最近見ない。
yahooコメント
どれも誰も似たりだと思ったが、この人は違うね。
仕事が欲しいがためやりたくないのに嫌々と受けるのは仕方ないが、ちゃんと次のキャリアを見据えることができて、芯がしっかりして素晴らしい人。 仕事も事業も同じく、調子よいときでも次のステップをどうするか見据えないと一発屋で終わってしまう。
こういう考え方もあるんだなぁ、と新しい考え方に出会えた気がする。
yahooコメント
実際身近にいたらちょっと大変かもしれないけど、
それもこの人の魅力なのかな。
私も納得しないと先に進めない。
yahooコメント
上手く説明できないけど変。
面倒くさい女。と言われてきた。
それを武器に仕事が出来て凄いと思う。
頭が良くて、美人で多才。そのすべて否定する芸風だけれども、今それが魅力となっています。
やりたくないのを詰め込んだネタがヒットエンドランだって。凄い。。。
天才と変人って、紙一重という風に見えていましたが、変人を演じて、仮面かぶってやっていたんですね。
もう擬似マザーテレサでもなんでもなってやって下さいよ!
そんでっ
ぶっ飛んだマザーテレサのネタを、いや
ぶっ飛んだ仏様のネタを期待したい。
hige13でした。