映画『ジョーカー』が、快進撃をみせている。
世界的に大ヒットだ!
北米のオープニング成績は9600万ドルと、10月公開作品としては史上最高記録。
北米外でも32カ国で10月の記録を更新し、この週末だけで世界興収総額は2億5000万ドルに達した。
東洋経済より
予告映像だけでもワクワクする。
日本でも、公開より5日で10億。
ストーリーの謎に
もう一度と、
リピーター続出。
また猿渡由紀さん
の映画の記事が
ヒット理由が隠されているのでは?
と思い紹介したいと思います。
目次
映画ジョーカーに 中毒者続出 公開より5日で10億突破!
『ジョーカー』公開5日間で10億円突破!
配給のワーナー・ブラザース映画によると、日本の客層は男女比6:4。20代の男性グループ、女性同士、カップルでの来場者を中心に、大学生から50代までの観客層が劇場に足を運んでおり、デートムービーとしても恋人や夫婦から選ばれているという。
シネマトゥデイより
公開当日から「2回観た」「頭から離れない」などとSNSで感想の書き込みが飛び交い、「切ない」「最高」と感動の声も続々と上がっている。DC作品やジョーカー初心者からも「入り込めた」「感情移入した」と満足度の高い投稿が見られ、リピーターも多いことから口コミによる広がりはさらに加速しそうだ。
シネマトゥデイより
アメコミ映画として初めてベネチア国際映画祭の最高賞となる金獅子賞を受賞した『ジョーカー』。主演のホアキン・フェニックスには世界中から惜しみない称賛が贈られており、同映画祭で審査員を務めたメアリー・ハロン監督は「ホアキンの素晴らしい演技に非常に感銘を受けました。映画祭のルールが無ければ彼は男優賞に輝いていたでしょう」と、上位の賞はダブル受賞できないという同映画祭の規則が無ければ、ホアキンが男優賞に輝いていたと太鼓判を押している。(編集部・小松芙未)
シネマトゥデイより
映画ジョーカーに 中毒者続出 多くの謎と?ストーリーをどう解釈するか?
「ジョーカー」が投げかける多くの謎。あのストーリーをどう解釈すべきか
(警告)この記事にはネタバレがたっぷり含まれています。映画をまだごらんになっていない方は、ご了承の上でお読みください。
「僕は、これはこういう映画です、と言うことをしたくない。18歳の若者はアメコミのキャラクターのオリジンストーリーと思うかもしれないし、別の人は社会問題を語るものだと思うかもしれない。見る人による。そこが面白い」。
映画が公開される2ヶ月前の筆者とのインタビューで、トッド・フィリップス監督は、「ジョーカー」について、そう語っていた。
世界規模の大ヒットとなった今、この映画は、フィリップスが予測したとおり、人によって違った受け止められ方をしているようだ。
“今年の最高傑作”と絶賛が飛び交う一方では、残酷すぎる、ヘビーすぎるとの声も少数派ながら耳にする。
それ以前に、ストーリーの解釈自体についての意見も、実にさまざまである。
そうなることもまた、フィリップスはある程度予測していた。それを初めて感じたのは、映画が完成し、親しい友人に見せた時だ。
「その友人は、なるほど、アーサーはジョーカーじゃないんだね、と言ったんだよ。アーサーは、人々にインスピレーションを与える役割を果たしただけで、ジョーカーになる人は、あの群衆の中にいるのだ、と」。
その友人は、説得材料まで出してきたという。
この映画に出てくるブルース・ウエインはまだ少年で、後にバットマンとジョーカーとして対面するには年齢差がありすぎるというのだ。
それはフィリップスが意図したことではなかったのだが、同じ解釈をした人は、一般観客の中にもいるようである。
また、ブルースの両親を殺すのは、アーサーではなく、ピエロのマスクをかぶった別の男であることから、そいつが将来のジョーカーなのではないかとの意見も聞かれる。
ほかにあるのは、すべてがアーサーの妄想だったのではないかとの説だ。
アーサーは精神病院に入っていた経歴があり、現在も7種類の薬を服用している。
極端に痩せているのもその副作用で、突然笑い出すのも、医学的症状(少なくとも、映画の後半までは、アーサー自身がそう信じている)。
妄想は頻繁に起こり、映画の最初でも、トーク番組の生中継会場で司会者(ロバート・デ・ニーロ)から舞台に呼ばれ、お褒めの言葉をかけてもらう自分を想像するアーサーの姿が出てくる。
後半では、アパートの同じ階に住むシングルマザー(ザジー・ビーツ)との関係もすべて妄想だったと判明する。
それらと同じように、あれらの人々を殺すことも、一般人を喚起して運動の象徴になっていくことも、全部彼の頭の中で起こっていたのではないかというのだ。
最後のシーンにも、糸口が隠れている可能性がある。
逮捕され、精神病院に入れられたアーサーが、カウンセラーの前で突然笑い出すシーンだ。
彼は「あるジョークを思いついたので」と言うが、どういうジョークなのかと聞かれると、「あなたにはわかりませんよ(You wouldn’t get it)」と、教えてくれない。
そのシーンをふまえ、Reddit.comに投稿したあるファンは、ここに出てくる彼がジョーカーなのであり、そこまでのシーン、つまりアーサーという人物は、彼が想像で作り出したものなのだと解釈する。
人生で幸せなことをひとつも体験しなかったアーサーという人物は、ジョーカーにとって笑える存在なのだが、カウンセラーは普通の人で、それがわからないだろうと思い、あのせりふを言ったのではないかというのだ。
その後、つまり最後の最後にも、ミステリーがある。彼が廊下を歩いて行く時、血の足跡が残るが、それはすなわち、彼がカウンセラーを殺したということなのだろうか?しかし、これまでに殺したほかの人たちと違い、彼女が殺される絶対の理由は、ないのではないか?
そこには何かほかの意味があるのか、
また、ここから彼はどこに行くのか。
るそういった、新たな疑問が湧いてくるのだ。
そんなふうに積極的に論議が交わされることを、おそらくフィリップスは心から楽しんでいることだろう。
とくに、最後のカウンセラーとのやりとり(『You wouldn’t get it』)については、
「あれはどんな意味なのかと言われるかもね。でも、僕は答を絶対に言わないよ」と、筆者とのインタビューでも述べているのである。
まさに、確信犯だ。
だから、これらの論議を聞いて、もう一度見なければと思う観客が出てきてくれたら、彼にとっては最高のボーナスなのである。
そして、そうしてしまうファンは、きっと少なくないに違いない。
そう思うと、フィリップスがコメディ映画で成功した人だというのが、なおさら意味をなしてくる。シリアスな映画を作らせても、彼はいたずら心を隠せない。
それが、この映画を特別に面白いものにしているのだ。
猿渡由紀 LA在住映画ジャーナリスト 記事
神戸市出身。上智大学文学部新聞学科卒。女性誌編集者(映画担当)を経て渡米。L.A.をベースに、ハリウッドスター、映画監督のインタビュー記事や、撮影現場レポート記事、ハリウッド事情のコラムを、「シュプール」「ハーパース・バザー日本版」「バイラ」「週刊文春」「週刊SPA!」「Movie ぴあ」「キネマ旬報」他の雑誌や新聞、Yahoo、ぴあ、シネマトゥデイなどのウェブサイトに寄稿。米女性映画批評家サークル(WFCC)会員。映画と同じくらい、ヨガと猫を愛する。
映画ジョーカーに 中毒者続出 このヒット理由は?ネットの反応は?
●ジョーカーはヒーローではない。しかし、彼に感情移入してしまうのは、社会的弱者で国にも社会にも見捨てられた孤独の人だから。共同体から切り離されると人は狂う。京アニの事件のように。この映画のヒットは格差社会でいつか自分が社会から必要なくなってしまうんではないか?という不安があるからだと思う。
●。観る人によって色んな解釈ができる。観てる側がいい感じに騙される。40年前にまったく同じ作品を上映してもヒットしてたと思う。面白いから観た方がいい。
●こんな感想持つ人はごく少数だと思いますが、ホアキン・フェニックスの演技は凄かった。だけど自分の中のジョーカーは絶対悪であって欲しかったからその意味では低評価です。しかしまた見に行こうと思うし、DVD出たら買います。しかしジョーカーでは無かった。ジョーカーに同情してしまうジョーカーはジョーカーではない!ってのが感想。でもいい演技が見れました。
●ジョーカーがヒットする、ヒーロー扱いされるのはそれだけ世界的に自分は不幸だと思う人が多いことの裏返し。
●内容が濃く映像、音楽ととてもバランスの取れた映画だった。観た後は心がずっしりでした。
ホアキン・フェニックスの赤いスーツでの歩き方が本当よかった。
人気のアクション映画みたいに万人受けする内容じゃないしヒットとはいかないかもしれない。でも作りは本当にいいからみんなに観て欲しい。
●初見の印象は、重い社会を写したテーマを扱いつつ、ホアキンの魂の演技が籠もった傑作と思ってた。しかし、何度も回想や反芻を繰り返してるうちに、違和感や張り巡らされた伏線に気付き、この映画にはもっと大きな仕掛けが仕組まれてる気がしてくる、すごいレベルの映画だ。
●映画の質としてはダークナイトが上としても、ジョーカーの評価が下がるものではない。今年見るべき映画の1つであることは、紛れもない事実。
●ホアキン・フェニックスが秀逸!凄い男優。予告編以外何の予備知識も無い状態でしたが、ドンドン引き込まれる映画です。R18指定であることも中国で上映しないのも理解できます。
それと、確かに予告編は本編の内容を正確に伝えていたと思います。
映画ジョーカーに 中毒者続出 このヒット理由は?まとめ
ホアキン フェニックスがほんとに凄いみたいですね。
見る人によって色々な感想、様々な意見がある素晴らしい映画。
コメントを見てるだけでもいろな感想にいろんな捉え方があるんだと思いました。
全て踏まえて、
この映画、
絶対見るべきと。
マジで。。。行きたい。
観にいく前に、
色々と調べすぎてしまいましたが、
是非とも観に行こう!
と思う今日この頃。
HIGE13でした。